ほんとならくんち

2021/10/08 ブログ

 皆様こんにちは。TAMAアカウンティングstaff2宮本です。昨日は関東地方で大きな地震があったようですが、皆様、ご安全にお過ごしでしょうか。しばらくは余震の恐れもあるとのことです。注意しようにも限界がありますのでなんと言えばいいのか分かりませんが、お互い無事に毎日を過ごせることを願っています。こちらで地震が起こる可能性がないわけではないですし、いつでもどこでも「お互いに」としか言いようがないですよね。

 

 

 さて、話は大きく変わり、妙なタイトルがついておりますが、また長崎の話題です。皆様は「長崎くんち」というお祭りをご存知でしょうか?長崎人は「日本三大祭のひとつ」と言い張るお祭りですが、他県に行くと思ったほど知名度がないため、おそらくご存じない方も多いと思います。

 

 

 このお祭り、毎年曜日に関係なく10月7日から9日までの3日間行われており、本来であれば今日はその中日となります。しかし、昨年同様、今年もコロナのせいで延期となってしまいました。毎年今頃は中心部に笛や太鼓の音が響き、観光客と屋台で溢れているはずなのに、今年は全くその気配がなく、寂しい限りです。

 

 

 また、このお祭りに関しては、事前に出演者にお祝いの品やお金を送る、という独特の風習があります。このお祝いの金品のことをこちらでは「お花」という言い方をするのですが、出演者がもらった「お花」たちは10月3日に行われる「庭見せ」という場で華々しく披露されることになります。この「庭見せ」はおくんちのプレイベントのようなもので、出演者が着用する衣装、使用する山車、そしていただいたお祝いをこれでもかというほど、要は「自慢する」ような形で絢爛豪華に飾り付け、祭りに向けて士気を上げていく一連行事のひとつです。私はこの「庭見せ」の雰囲気も好きですね。秋の夜をバックに煌びやかで賑やかで、いつもの町とは思えなくなる感じが異空間に来たような感覚になります。

 

 

 この「お花」に関してなのですが、品物はお酒や海産物、栗饅頭、子どもへは玩具など様々です。そしてこういったお祝いの品というのは、モノとしては同じでも、何となくディスカウントストアではなく、地場の小売店から買い、熨斗を付けて送るというのが、慣例のようです。本当はどこから買ったかなんてわからないのですが、やはりこの、お祝いを送る文化とか、それがお互いにとってどんな意味を持つのかとか、どういう気持ちで送るのかとか、そういうものを汲んで品物を用意してくれる地場の小売店というのは、この場では欠かせないものです。

 

 

 また、お祝い事なのだから、ケチケチせずに多少高くても地元に還元するんだという気持ちもあるでしょう。日頃はスーパーで少しでも安い発泡酒を飲んでいても、ここぞというときには熨斗付きのお酒を、それがまぁ、長崎人の祭りにかける心意気。この「庭見せ」をみる度、「長崎経済は見栄と義理で成り立っているな」と安易な発想を持ってしまします。

 

 

 2年連続で延期となってしまったことで、大きな打撃を受けている中小小売店も多いことと思います。もちろん、山車や衣装に携わるお店もですし、観光業は言わずもがなです。「お祝い事は地域皆で祝って、幸せも地域に還元していく」という文化が途絶えないためにも、来年こそは開催されてほしいですね。

 

 

 それではまた、来週お会いしましょう。